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「監獄ホテル」に設置される行刑史料館に、平和と民主主義を主張し囚われの身となった人々の事績展示を

 

 

 2017年3月末で廃止された奈良少年刑務所(旧奈良監獄)は、明治時代に監獄の近代化をめざして建造された5大監獄のうち唯一現存する洋風建造物であることから、重要文化財として保存活用されることとなり「監獄ホテル」に生まれ変わります。地元住民の皆さんをはじめ、少年刑務所の更正事業を支えてきた人々が保存を求めて運動を展開し、奈良県議会でも2016年6月に保存を求める意見書が全会一致で採択されました。

 2017年12月には、法務省と「旧奈良監獄保存活用株式会社」との間で契約がなされ、‖竸眠修など「改修業務」、∋卜狙依・展示など「史料館の運営」、ホテル運営など「付帯事業」の3つの柱が示されました。同所が日本の行刑史を展示する監獄史料館となることを歓迎します。

 

 旧奈良監獄には戦前、平和と民主主義を主張した人々が思想犯として収監された歴史があり、治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟奈良県本部の調べによると130名を超える人々の名前が特定されています。2017年6月定例県議会では、こうした人々の事績に光を当てた展示を求める意見書が全会一致で採択されました。旧奈良監獄に関する意見書としては、前年に引き続く2本目の意見書となります。

 このほど、(株)小学館集英社プロダクションが同史料館の運営業務を担うことに決まったことから、改めて奈良県議会で採択された2本目の意見書の趣旨を踏まえ、「企画展示」にとどめず「常設展示」となるよう法務省に申し入れました。担当者は「108年の歴史を史実に基づいて紹介するのは当然のこと」と当方の主張に一定の理解を示し、「2019年秋の部分開館、2021年春の全面開館にむけた準備の中で、協議していきたい」とこたえました。

 

 戦前に「治安維持法」が猛威を振るい国民を弾圧した歴史は、日本の行刑史でも大きな部分を占めます。戦後確立した民主主義を大きく発展させるためにも、平和と民主主義を主張し囚われの身となった人々の事績を「常設展示」することを強く求めて参りたいと思います。

カテゴリ:政策と主張 | 22:10 | comments(0) | - | - | - |
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