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膨大な公費投入を続ける東京・白金台の県施設「ときのもり」の運営は見直しを

  ↑奈良県が白金台(東京都港区)に展開する「ときのもり」をめぐるお金の流れ

 

 

 ↑1階部分は奈良市に本拠地をもつ雑貨屋、2階部分は栃木県に本拠地をもつフレンチレストランが入っている

 

 

 

膨大な公費を投入するも赤字運営の「ときのもり」

 

 奈良県が東京都港区の高級住宅街(白金台)に展開する施設「ときのもり」は、富裕層に奈良県産の商品や食材をPRする施設とされ、1階部分を雑貨屋、2階部分をフレンチレストランとして民間企業に運営を委託しています。

 白金台のプラチナ通りから1本奥に入った所にある2階建ての建物を県が借り上げ、初期投資として1億1千万円かけてリフォームし、建物所有者に毎年2000万円の家賃を支払っています。しかし経営は厳しく、県に入ってくる収入は2016年度が409万円、今年度もほぼ横ばいという実績です。私は12月定例県議会の一般質問で「きちんと市場調査はおこなったのか、大幅な赤字が続く中いつまで運営するのか」と知事の考えを問いました。

 

 

150回のメディア露出も、客足はほとんど伸びず


 知事は公費投入について、1年間で150回以上雑誌などメディアに取り上げられたことを挙げ「“奈良に美味い物なし”の悪評を払拭するための宣伝費用」との認識を示し、継続に固執しましたが、既に建物所有者は白金台に見切りをつけたのか「ときのもり」の近くで運営していたサロンを既に撤収させ、新たに銀座に大きなサロンを進出させており、「奈良県の公費支出をステップに転進したのではないか」との見方も出ています。

 この地域の店舗賃料の平均は、プラチナ通り沿いで坪あたり3万円ですが、1本奥に入ると坪あたり1万3千円程度です。議会質問で私はこのことを指摘し「奈良県が建物所有者に支払っている坪あたり2万5千円という家賃は高すぎるのではないか」と意見を申し上げましたが、知事は具体的な数字を示さず「宮本議員の調査は間違っていると思う」と述べるに留まりました。

 「ときのもり」は150回のメディア露出の割には客足は伸びておらず、「知る人ぞ知る」スポットとなってしまっており、今後も厳しい経営が続くことが予測されます。「富裕層にPRする」という理由をつけて見通しのない事業に膨大な公費を投入するのは中止するべきです。

 

カテゴリ:政策と主張 | 13:36 | comments(0) | - | - | - |
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