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高知県で開催された「治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟・全国青年交流会」に参加

  ↑自由民権記念館の前にて、奈良から参加した4名で。

 

 ↑同盟中央本部、増本会長の挨拶。

 

 ↑圧巻だった歴史研究家・猪野さんの記念講演

 

 ↑青年部を準備中の東京から参加した山添拓参院議員が「次回はぜひ東京で」とよびかけました。

 

 ↑盛大に開催された懇親会に参加したメンバー。

 

 ↑山原健二郎資料館を見学。

 

 ↑フィールドワークの後、感想交流会。

 

 

 

 

 11月25日(土)〜26日(日)、高知県で開催された「治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟・全国青年交流会」に、奈良から4名のメンバーで参加しました。手記をまとめました。

 

 

昨年の第1回交流会を大きく発展させ成功した「第2回」青年交流会


 「先達のたたかいの歴史を世代継承しよう」―奈良県で青年部が発足して5年。昨年奈良で始まった青年交流会は、同盟中央本部の支援を得て発展し、今年は高知で開催されることになりました。高知県本部の岡村正弘会長をはじめ、昨年の交流会に参加した高知県青年部長の森田雄介香美市議を中心とした高知の若手同盟員の皆さんによる心温まる企画の準備に、心から感謝いたします。
 

 初日のプログラムには、東京で青年部発足に尽力されている日本共産党の山添拓参院議員、さきの総選挙で四国の日本共産党国会議席奪還へ猛奮闘された白川容子前香川県議も参加されご挨拶をいただきました。また増本一彦本部会長は、来春50周年を迎える国賠同盟の今日的課題と青年部への期待ををコンパクトに報告していただきました。

 

 

不屈に闘った土佐出身の人々

 

 「自由は土佐の山間から」―初日の自由民権記念館でのフィールドワークは、この言葉に代表されるように、自由と民主主義を求めて不屈に、また明朗に闘った土佐の人々の息吹が伝わるものでした。王政復古と廃藩置県から自由民権運動に象徴される明治初期の激動は、同時に、自由と民主主義を求める人々の運動と、人民の支配を強めようとする勢力とが激しくぶつかり合った歴史だということを改めて学ぶことができました。民選国会の開設を訴えた板垣退助や、現在の憲法につながる先駆的な草案を示した植木枝盛、初期社会主義思想の普及に貢献した幸徳秋水など、一般的によく知られる人物だけでなく、当時の進歩的な運動を多くの土佐出身の人々が支えたことがよくわかりました。そして、この運動がなしえなかった絶対主義的天皇制の廃止と人民主権の実現、資本家による収奪の禁止などが、社会主義運動に引き継がれていく歴史の流れを実感することができました。

 中でも印象に残ったのは後に「民権ばあさん」と呼ばれた楠瀬喜多(くすのせきた)さんのことです。配偶者と死別した喜多さんが、1878年(明治11年)の区議選時に「戸主として納税しているのに女だから選挙権がないのはおかしい」と抗議し、女性参政権を認める県令を引き出したことを知り驚きました。日本で初めて、世界で2番目(当時女性参政権を認めていたのはアメリカのワイオミング州議会だけ)に女性参政権を勝ち取ったのです。政府により再び女性参政権を奪われるまでの4年間、土佐の山間で女性参政権が実現したことは私たちにとって誇れる伝統です。

 

 

圧巻の記念講演と、心あたたまる交流

 

 プロレタリア文化運動や自由民権運動の研究者で文学者としても知られる猪野睦(いのむつみ)さんによる「中江兆民の先駆性」と題する講演は圧巻でした。中江兆民は、苦労して成し遂げたフランス留学で見聞したことを財産に、思想家としてだけでなく、自由民権運動の活動家・政治家として人々の中で活動しました。帝国憲法という制約の中でいかにして人民の声が届く政治を実現するのか、財政民主主義の観点から国家を説くなど、これまで知らなかった中江兆民の先駆性に触れることができました。また、講師の猪野先生は、86歳という年齢を感じさせないテンポの良い話しぶりで、世代を超えた青年への愛情を感じる講演でした。
 交流会は、高知の皿鉢(さわち)料理とおいしいお酒、高知県の青年同盟員による一芸披露などで賑やかに開催されました。色鮮やかな模様の大皿に料理を盛る土佐伝統の「皿鉢料理」は封建的身分制度の解消と共に発展してきたとされ、女性も料理の手を止めて男性と政治談義する土佐の文化が体現されたものだそうで、日頃の活動交流を含む「政治談義」を心ゆくまで堪能できました。また、2次会で案内していただいた「ひろめ市場」はたくさんの若い人で賑わっており、藁焼きカツオのたたきや鯨肉料理など土佐名物を堪能することができました。

 

 

「次回は東京で」と散会

 

 2日目は早朝から、岡村高知県本部会長に日曜市を案内していただき、思い思いに購入した朝食を山原健二郎資料館でいただきました。「南の熱き炎にくらぶれば 赤き絨毯色あせて見ゆ」と初当選時に詠ったことで知られる山原さんは、28歳で公選制教育委員に当選しレッドパージを阻止、高知県教組副委員長として勤評党争を勝利に導くなどし、四国初の日本共産党議席を獲得した大政治家です。最後のプログラムとなったフィールドワークでは、若手の歴史研究者でもある大沼圭さんによる解説で、戦前の民主主義を求める運動にかかわる史跡を巡りました。

 たいへん充実した2日間のプログラムに参加し、改めて同盟運動の世代継承の大切さを実感いたしました。東京から参加した山添拓参院議員の音頭で「次回はぜひ東京で開催しましょう」というかけ声で散会となりました。引き続き、若い世代での活動を強めたいと思います。

カテゴリ:青年の未来を切り開こう! | 13:09 | comments(0) | - | - | - |
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